いつまで続くこの下落、市場を壊したいの?2006年06月07日 19時21分13秒

 本日も大幅続落、今年から市場に参入された個人投資家の悲鳴(?)がそこかしこから聞こえてきそうです。

 不思議に思うのは、機関投資家と称する年金、保険関係の方々がなぜ、こんなチャンスをみすみす見逃しているのかということと、国内証券会社の自己売買部門が目先の利益に目がくらんで売りで稼ごうとすることです。

 特に証券会社は市場を育てていくという大きな責任があることを自覚していないように思えます。せっかく新たに市場に参入してきた人たちがすぐに退出することは市場を縮小させ、いずれは壊れていく道をたどるでしょう。

 それが、どういう結果を生むか、過去の山一証券、三洋証券の事例が示しています。

 なにも価格操作しろというのでありません。景気が悪くなりそうなら売るのは正しい手段です。そうでなくて、ただ単に自己売買部門が目先の利益にこだわって、外資系と同じ動きをしていては自らの首を絞めることに繋がりかねないといっているのです。こうした危険性を証券業界は肝に銘じておくべきだと思うのです。外資系は日本市場がどうなろうと自らが儲かればいいので、どんなことでもやってきます。それらと戦わずして、自らの土俵を壊してどうするのですか!

 まぁ、冷静に考えればいずれ日本は財政破綻し経済も破綻する可能性大ですから、この下げは正しいのかも知れませんが・・・