外国人、実は先週買い越していた! ― 2006年06月08日 15時56分07秒
今日発表された外国人売買動向によると、先週は外資系証券の寄りつき売買動向がずーっと売り越しだったのに、実際は買い越していたとの事。これって、どういうこと?
そう、外資は毎朝売り越しに見せかけて株価を暴落させ、その実、安い株価で株式を買い集めていたのです。
今日、「すかいらーく」が経営陣による企業買収(MBO)を実施し、株式を非公開にすることを発表しました。表向きの理由はともかく、その本当のねらいは外資からの乗っ取りを防ぐことにあります。
新会社法で外資は来年4月から株式交換による日本の企業買収ができるようになります。
それまでは、市場である程度の株を集めておき、来年4月以降、株式交換で買収をしかけてくることは目に見えてます。
ですから、今の段階では、いったん株価を暴落させて、みんなの投げを待ち、それを安く買い集める作戦が進んでいると考えると、今回の暴落の筋書きが読めてくるようです。
毎朝売り越しているように見せかけて、実は買い越していたという事実。それこそ、このシナリオの存在を裏付けているのでは?・・・
「すかいらーく」は、この危険を察知し、非公開化に踏み切ったと思われます。他の企業もぼやぼやしていると「阪神」と同じ目にあいますよ。
今日も、「住友鉱山」79円安の1,291円と2日続けて暴落しましたが、これで時価総額は7,400億円まで減少してしまいました。
今月中旬に出る「会社四季報」には「住友鉱山」の含み資産が4兆円にのぼることが記載されているとのうわさ(未確認です。念のため)もあります。
なんと、4千億円程度(含み資産の1/10)の資金があれば、この会社の過半数の株を手に入れることができるのです。
めざとい外資がこれを見逃すでしょうか? 配当を上げるとか自社株買いなどの株価向上策をしっかりしないと住友グループ総本山が外資系の会社になるという悪夢(?)もありえますよ・・・!
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