2005年度の株価上昇率は何と46%だって!2006年03月31日 18時08分22秒

 今日は年度末、昨年3月31日の日経平均は11,668.95円、そして今日が17,059.66円ですから、2005年度は何と46.2%もの上昇でした。

 1年ものの定期預金の利率が0.1%以下(スーパー定期300万以上で平均0.05%)ですから、去年100万円を定期預金した人が千円未満の利息をもらうのに対して、株を買ってた人は何と46万2千円も資産が増えたことになる勘定です。それにプラスして配当や銘柄によっては株主優待もあります!

 実際は銘柄によって増え方にはだいぶ差がでますが、平均的にはこれだけ増えているのです。ちなみに小生の去年3/31現在と本日の総資産残高の増え具合を計算してみました。そしたら平均以下の31.3%増。何とへたに信用取引などで売買するのでなく、現物株だけをじっと持ってたほうが成績が良かったことになります。ハイ!(情けなや!)

 でも、こんなにへたくそな運用でも30%以上、資産が増加したのです。去年は預金だけで株式運用に目がいかなかった人は実質大損したことになるのです。

 例えば絶対潰れそうもない安心銘柄として、新日鐵を買っていた場合を考えてみましょう。昨年3/31の株価は271円でした。3千株買って813千円、それに手数料大体2千円を加えて815千円。残り185千円はそのまま証券会社に預けたままとします(これはもちろん無利息)。

 今日の新日鐵の終値は456円ですから、3千株で1,368千円。それに185千円を加えて、計1,553千円。何と55%もの資産増。その上、配当金が1株につき8円(未定)ですから、3千株で配当金だけでも2万4千円(税引き後2万1千6百円)が6月末に郵便為替で送られてくるのです。

 ついでですから、資産株で値動きの少ない関西電力の場合をみましょう。昨年3/31の株価は2,150円でした。4百株買って手数料込みで862千円。本日の終値は2,615円ですから1,046千円。これに現金分138千円を加えて計1,184千円。さすがに資産増加割合は18%程度と低いですが、配当が1株50円ですから2万円(税引き後1万8千円)と、やはり定期預金に比べて圧倒的に有利なことが分かります。

 何も考えずに預金だけにしてる人、この数字よくみたほうがいいですよ!(もちろんリスクを取る勇気がない人にはお奨めしませんが・・・)

 株取引は確かにリスクがあります。実際、小生も2001年からネットトレードを始めましたが、最初の3年間は下手さに加えて時期が下落トレンドと悪かったこともあり負け続けでした。2003年5月から上昇トレンドに入ってきたおかげで2004年にやっと通算損益をプラスにすることができたくらいです。

 現在は1986年~1989年の上昇相場とよく似た環境にありますのでこのチャンスをうまく生かしたいものですね。