映画「ユナイテッド93」2006年08月15日 20時27分06秒

 今日はMOVIX堺にて「ユナイテッド93」を観賞。出かける前は梅田のOS劇場で観ようと思っていたのですが、ひょっとして満員?と思い直し、見やすいMOVIX堺に急遽変更しました。

 あの9.11テロで4機ハイジャックされた中、唯一乗客達が協力して目標(ホワイトハウス)への激突を防ぎ、途中で墜落させたウナイテッド93便を扱った映画です。

 残念ながら乗員乗客全員帰らぬ人となりましたが、ドキュメンタリータッチで描かれたこの映画、有名な役者は一人も出ていないにもかかわらずぐんぐん引き込まれました。

 ハイジャック犯たちはイスラム過激派のようですが、彼らがもし、輪廻転生の概念を知っていたならば、こういった行動をとっただろうかと、ふと考えてしまいました。

 自分の前世が例えばヨーロッパ人のキリスト教徒だったなどということが判っていたら、ああいったばかげた行動は決してとらなかったのでは?と悔やまれます。

 仏陀やイエス、モハメッドといった偉大な方々はそれぞれ教えを残され、それが宗教として仏教、キリスト教、イスラム教となって今日に至ってますが、その教えの中で輪廻転生の概念は仏教以外はあまり強く残されなかったのが残念でなりません。

 当時、これらの偉大な方々の教えを直接受けた霊格の高い人々にとっては、生まれ変わりは当然のこととして認識されていたので、教えの中であまり強くは触れられなかったみたいです。

 ところが、今日のように霊性が低くなってしまった人類にとって、その本質部分が理解できない人の方が大部分を占めるようになったのが不幸の始まりだったのかもしれません。

 以前、何かの本で「無知」は「大きな罪である」といったことを読んだとき、あまりピンとこなかったのですが、最近はそうだなと思えるようになってきました。

 たとえ霊性が低くなって「生まれ変わり」を実感できなくなってしまったとしても、自己を見つめ、歴史をひもとけばこういったことについても考える機会があったはず。それを、知らなくて平気な顔をしているのが「無知」なのです。

 こういった事例だけではありません。たくさんある無知からの脱却を図る!これが、大事なのでしょうが、いかんせん、煩悩(!?)が邪魔しているみたいで、これがなかなか・・・(笑)