ジェイコムショック!誤発注で日経平均大幅安!?2005年12月08日 18時38分05秒

 今日の日経平均300円を超える大幅安でした。前場、10時半前に「みずほ」が急落したのですが、まさかこれが本日東証マザーズに上場した「ジェイコム」に関連したこととは考え及ぶすべもありませんでした。

 逆に安く買えるチャンスとばかり、881,000円で3株買い注文して外出したくらいです。

 その注文も午後には約定しており、売り返済しようとしましたが結局約定できず帰宅。そして今日の大幅安が本日上場したジェイコムの誤発注の影響と知るに至りました。

 何とみずほ証券が61万円で1株売るのを間違えて1円で61万株売り注文してしまったとの事。ジェイコムの発行株数14,500株の42倍にもなります。こんな注文が通ってしまう東証のシステムがそもそもおかしいのですが、それがすべて572,000円ストップ安で約定してしまったから、さあ大変。本来存在しない株数を空売りしてしまったみずほ証券はこれを買い戻そうにも打つ手がありません。4日目決裁時に引渡し出来ないのです。

 この事実が知られるにつれ、ジェイコムは772,000円のストップ高になり、他の株は軒並み安、特にみずほ証券の親会社であるみずほFGの株の急落に繋がったようです。でも、10時半頃にはみずほ証券の誤発注とはわかってなかったはずなのにインサイダーくさいです。

 今回の件は、一般ユーザーでは出来ないこういった空売り注文が証券会社の自己売買部門では出来てしまういい加減さも含め、日本の証券市場の信頼性を大きく損ねる大事件となりかねません。

 多分、明日は「みずほ」は大幅安でしょう。ストップ安も覚悟しなければならないかも知れません。今日の信用買い3株だけでなく、これまで100万になるまで売らないつもりでいた現物株10株も処分売りするかもしれません。

 今日、たくさん買い増しした「オリコ」もみずほグループ。全くふんだりけったりです。

 みずほ証券の損失額は今日だけで1,000億円以上でしょう。明日以降、ジェイコムが売買停止にならないかぎり、当分ストップ高が続きますから何千億円もの損失になりかねません。みずほ証券存続の危機です。

 破綻を防ぐため、東証と関係証券会社間で何らかの手打ちが行われることになるかもしれません。ただ、これで外国人投資家が日本市場に見切りをつける事態になれば、日経平均の暴落へとつながりかねません。東証ももっとしっかりしないと・・・

 今日も大きな評価損がでてますが、明日はこれ以上になりそう(トホホ・・・)

人的ミスは必ず起こるもの、東証の怠慢責任大きい!2005年12月09日 19時10分05秒

 昨日のみずほ証券の誤発注、相場全体に大きな影響をあたえましたが、そもそも発行株数以上の売り注文を受け付ける東証のシステムの方が問題です。

 こんなシステムを構築した東証の責任は誤発注したみずほ証券以上なのに、東証には責任がないなどと、のたまわるなんて、あいた口がふさがりません。

 かわいそうなのは、このミス入力をした担当者。ミスに気づいたときは多分頭の中は真っ白、パニック状態になったことでしょう。(クビにならないことを祈ります)

 実際、小生も以前8千円台の株を300株信用買いしたつもりが、実際は3,000株発注しており、約定経過を確認すると、確認のつど100、300、700株と約定数が増えてきたのにびっくりしたことがあります。あわてて注文を取り消したものの、時すでに遅く1,700株ほど約定してしまってました。

 現物株の買いならそんな預け金はないので発注エラーで判るのですが、信用取引の信用枠内であったため注文が通ってしまっていたのです。

 すぐ、300株を残してすべて返済注文しましたが、結構な額の損失が発生しました。

 入力は人間がするものなので、必ずミスは起こります。ですから、ありえない注文は受け付けないシステムにしておくのが東証の最低限の責任なのです。こんなこともできていない東証、いずれ大クラッシュに見まわれてしまうかも・・・

 今日は、昨日の騒動もある程度落ち着いたのか、日経平均も反転上昇しはじめました。展開次第では売る予定だった「みずほ」も信用買い分のみ売り返済したのみで、現物株は保有を続けることにしました。

 「みずほ」の値動きがよかったので、デイトレでも少し売買。結局、本日の日経平均は220円高の15,404円。確定利益は6万円でした。

祝!「住友金属鉱山」105円高2005年12月12日 20時24分28秒

 春にチャレンジして大敗した「住友鉱山」(住友金属鉱山、通称は別子)、秋から再チャレンジしてましたが、春同様、信用買い分2万株を持ちこたえる根性がなく、手放したとたんジンクス通り上がり始めました。

 ただ、今回は春の二の舞をしないよう、現物株については、しっかりと手放さずにいました。こんなに安い株価でいつまでも放置されているのがおかしいと思ったからです。3兆円以上の含み資産がある会社の時価総額が7~8千億円なんて、外資が見逃すはずありません。

 特に最近の株高で同社が保有する多量の住友グループの株式、この評価額もそうとう膨らんでますから、期待をもってホールドを続けたいものです。

 立花証券のいう1株あたりの価値7,000円に到達するのはまだまだ先のことでしょうが、これまでの最高値2,460円は近いうちにきっとクリヤーすると信じていますよ~。

 さて、本日も日経平均334円高の15,738円と大幅高でした。この調子だと年内1万6千円台も夢ではなくなりそうですね。持たざるリスクを機関投資家が感じ始めてるのかも知れません。本日の確定利益は9万円でした。

松竹の株主新優待制度と映画「SAYURI」2005年12月13日 19時29分11秒

 昨夜、松竹の新しい株主優待制度を利用して1月大阪松竹座公演「初春大歌舞伎」のWeb予約を初めてした。しかし、手続きの煩雑なことこのうえなしであった。

 初期登録時に案内状にある初期パスワードを入れてそれを自分用の新しいパスワードに変更しなければならない。ところが、これが数字とアルファベットを組み合わせないといつまでも入力画面から先に進めない。(いちおう注意書きとして書いてあった)

 この注意書きを見落としていたので、最初数字だけのパスワードにしたものだから、いつまでも堂々巡り。メールアドレスの登録が必要なこといい、これでは中高年が大部分である歌舞伎優待目的の株主のほとんどは電話予約の方を選んだのではと、つい勘ぐりたくもなります。

 何とか予約画面までたどり着いたものの、すでに主だった日程は予約満杯状態。昨日10時からの予約受付開始時を待っていっせいに電話予約が殺到したのでしょう。歌舞伎って人気があるのですね。

 演劇優待のある3千株以上の株主で、小生のように映画優待が目的の株主はむしろ少数派なのかも?

 そして、今日は角座にて「SAYURI」を鑑賞。新優待制度でICカード(?)になって初めての利用です。

 平日の昼間で約3割の入りですから、結構人気があるみたいですね。 アメリカ人が製作する日本を舞台とした、しかも芸者を題材とした映画ですから、多分時代設定やら衣装などいい加減なものと、それほど期待はしてませんでした。

 しかしながら、期待しなかった分、かえって良い映画でした。特に少女時代のヒロインを演じた大後寿々花(おおごすずか、「北の零年」で渡辺謙と吉永小百合の娘役としても出演)が非常に良かったです。「北の零年」での好演が謙さんの推薦につながり出演されたみたいですね。すばらしいハリウッドデビューでしたよ。

 字幕スーパー版を観たのですが、それでも日本語がところどころ混ざり、「これは日本映画それとも洋画?」といった何か不思議な気分にさせてくれます。どうせなら、すべて英語の方が違和感を感じずに良かったのに・・・ 和風の洋画としてみるのが正解なのかも知れませんね。

クラレの全面広告(日経新聞)とマスコミ2005年12月14日 20時03分00秒

 今日は月に一度の母の定期検診。いつものことながら午前中いっぱいかかるので相場は午後見ることになります。

 今日は多分下落と予想していた通り、帰ってみたら想像以上に大幅下落してました。注力銘柄の「住友鉱山」、「クラレ」、「みずほ」そして「オリコ」。これらは、上げ下げしながら上昇していくと見ていますので、ここはあわてず騒がずといきたいものです。(最近は長期志向になってきたみたい。でも、結構下がっているなぁー)

 あまりに下げっぷりがよいので、「オリコ」と「住友鉱山」、「みずほ」をつい信用買いしてしまいました。

 先ほど、日経新聞を読み直していたら「クラレ」の一面に及ぶ長文の全面広告が掲載されてました。「失敗」と題し、「ひとりの経営者」と「ひとつの製品」の話が書かれていました。

 ひるむことを知らず「失敗」を積み重ねた「大原孫三郎」、失敗を積み重ね、ようやく本格生産にこぎつけた「クラリーノ」。このふたつの物語を全面広告にするなんて、結構やりますね。「クラレ」も信用買いすれば良かったかな?

ちなみに大原孫三郎さんが作った「大原美術館」の存在が倉敷に空襲がなかった原因だったようです。

 話は全く変わります。 毎朝、MBS(TBS系)の朝ズバ!を見ていますが、司会の「みのもんた」、あまりに教養がなさすぎですね。しょっちゅう、間違ったことをいってますが、昨日も「なさけは人のためならず」の意味を完全に取り違えて、えらそうなことをいってました。

 宇治の小学生殺人事件の犯人が以前盗みをしたときに、被害者の女性が減刑嘆願書に署名したことを指して、みのもんたが「なさけは人のためならず」、そんなことをしなければ良かった云々・・・と言ったのを聞いて、毎日新聞の記者であるコメンテーターがしかめっ面をしてたのが印象に残りました。

 多分、間違いを指摘したかったのでしょう。でも、もんたの機嫌を損ねるのが怖くて言えなかったのかも知れませんね。

 本当はいい意味の格言なのにいい年をした、しかも影響力の大きな司会者が全く正反対の意味で使っているなんて、ほんと恥ずかしい限りです。田原総一朗にもこういった場面が多々見られます。こういった類の人が言論をリードしているようでは先が思いやられます。日本のマスコミ人はもって勉強してほしいものです。自分自身を振り返ればあまりえらそうなことをいえたものではないのは百も承知ですが・・・