松竹の株主新優待制度と映画「SAYURI」2005年12月13日 19時29分11秒

 昨夜、松竹の新しい株主優待制度を利用して1月大阪松竹座公演「初春大歌舞伎」のWeb予約を初めてした。しかし、手続きの煩雑なことこのうえなしであった。

 初期登録時に案内状にある初期パスワードを入れてそれを自分用の新しいパスワードに変更しなければならない。ところが、これが数字とアルファベットを組み合わせないといつまでも入力画面から先に進めない。(いちおう注意書きとして書いてあった)

 この注意書きを見落としていたので、最初数字だけのパスワードにしたものだから、いつまでも堂々巡り。メールアドレスの登録が必要なこといい、これでは中高年が大部分である歌舞伎優待目的の株主のほとんどは電話予約の方を選んだのではと、つい勘ぐりたくもなります。

 何とか予約画面までたどり着いたものの、すでに主だった日程は予約満杯状態。昨日10時からの予約受付開始時を待っていっせいに電話予約が殺到したのでしょう。歌舞伎って人気があるのですね。

 演劇優待のある3千株以上の株主で、小生のように映画優待が目的の株主はむしろ少数派なのかも?

 そして、今日は角座にて「SAYURI」を鑑賞。新優待制度でICカード(?)になって初めての利用です。

 平日の昼間で約3割の入りですから、結構人気があるみたいですね。 アメリカ人が製作する日本を舞台とした、しかも芸者を題材とした映画ですから、多分時代設定やら衣装などいい加減なものと、それほど期待はしてませんでした。

 しかしながら、期待しなかった分、かえって良い映画でした。特に少女時代のヒロインを演じた大後寿々花(おおごすずか、「北の零年」で渡辺謙と吉永小百合の娘役としても出演)が非常に良かったです。「北の零年」での好演が謙さんの推薦につながり出演されたみたいですね。すばらしいハリウッドデビューでしたよ。

 字幕スーパー版を観たのですが、それでも日本語がところどころ混ざり、「これは日本映画それとも洋画?」といった何か不思議な気分にさせてくれます。どうせなら、すべて英語の方が違和感を感じずに良かったのに・・・ 和風の洋画としてみるのが正解なのかも知れませんね。