奨学金見直し検討2007年10月29日 22時05分25秒

 今日のフジサンケイビジネスアイ紙によると、財務省は2008年度の奨学金事業予算を削減する方針を固めたとのこと。

 奨学金を遊興費に転用する学生が目立ち、苦学生支援という奨学金本来の意味が薄れてきたからだそうです。

 学生時代に奨学金を受けて何とか学校に行けた小生からすると、遊興費に使えるほど余裕のある学生にまで奨学金がゆきわたっている現状は確かにおかしいと思います。

 卒業後に返済しない人たちが増えているそうですが、遊興費に使うモラルの低い学生には返済という概念すら持ち合わせていないかもしれません。

 奨学金がなければ進学できない学生に対象を限定すれば、一人当たりの貸与額も今より引き上げ可能でしょうし、返済率も上がるはずです。

 「手を挙げれば、だいたい奨学金がもらえる」という現状はぜひ改めていただきたいものです。

 それと、ほんとうに困っている家庭では入学金などの一時費用を払えなくて進学を断念していることが多々あります。 私の場合は、幸いある民間企業が入学時に一時金として奨学金を支給してくれましたので本当に助かった思い出があります。その企業にはほんとうに感謝したものです。

 現在の奨学金システムがどうなっているのかは、詳しくは知りませんが、もし月々の奨学金しかないのでしたら、本当に有用な奨学金システムにするためにも、入学時に一時金としてある程度まとまった金額も貸与される仕組みも取り入れていただきたいですね。