映画「幸せの絆」(原題:「暖春」)2007年08月30日 23時00分31秒

 友人からホクテンザ・ユウラクザ等共通招待券を貰ったので、明日行こうと思っていました。

 「幸せの絆」か「消えた天使」のどちらかにしようと思っていましたが、先に観た友人が「幸せの絆」が良かったとメールしてくれたのでこちらにすることにしました。

 ネットで上映スケジュールを調べてみるとホクテンザ1で今日の20:10の回に間に合いそう。 善は急げとばかりさっそく出かけた次第。で、今帰ってきて、さっそく感想を書き始めたところです。

 この作品、中国・山西省で興行収入第1位を記録しただけあって、とても良かったです。久しぶりに気持ちよい涙を流して観ました。

 ’80年代の中国、山西省の貧しい農村が舞台です。 母とおばあさんを亡くした後、里親に虐待され逃げ出した7歳の少女シャオファ(小花)と、孤児となった彼女を引き取った隣の村の老人との心の交流を中心に、老人の息子夫婦や村人との関わりの中で、血より濃い絆があることを描いた作品となっています。

 そして、この映画のキーとなっているのが「与える」ということの大切さだったように感じました。

 小花を演じたチャン・イェンちゃん。さすがに2,000名の候補者の中から選ばれただけあり、とても表情が豊かでこの作品を素晴らしいものにした原動力となっています。

 つまらない作品が大規模にロードショー上映されているなか、こういった上質の作品が大阪ではホクテンザ1でしか上映されていないのが残念ですね。