東電はプルトニウムを未測定!?2011年03月27日 12時53分20秒

 これまで放射性ヨウ素131やセシウム137の測定値が発表されているのに、最も毒性が強いといわれ半減期も2万4千年のプルトニウム239の測定値が出てこないのを不思議に思ってました。

 そしたら、なんと東電はプルトニウムの測定をしていないというではありませんか!

 というより、そもそもプルトニウムの測定機器を持っていないなんて、 あきれてものがいえません!

 3号機はプルトニウムとウランのMOX燃料を使っているのに、プルトニウムを測定する手段を持たずに操業していたのです・・・絶句!

 テレビでは専門家たちが、ヨウ素は半減期が8日だから心配ないとか、セシウムは体内からすぐ排出されるから、半減期が30.1年でも心配ないなどと言ってます。

 そして、これまで誰もプルトニウムについては触れていなかったように思います。

 でも、放射性物質が、気管を通って肺に入った場合の体内被曝の場合、それらは排出されるのですか?

 もし肺胞に留まったままなら、その影響は・・・?

 放射線の影響は距離の2乗で減少するといわれてますが、放射性物質が肺胞に直接ついた場合は距離はほぼゼロになるのでは・・・?

 また、26日に福島第一原発2号機のタービン建屋の地下にたまった水から、1,000ミリシーベルト/h以上の放射線量が検出されたとのこと。

 一般人の年間許容量の1ミリシーベルトをわずか3.6秒以下の時間で浴びてしまうのです。

 悲観的すぎるのもいけないですが、楽観的すぎるのもあまり良くないと思います。

 特に、乳幼児はこれから先、何十年もの人生があるのですから、安全の上にも安全を考えるのは当然のことでしょう。

 日本の将来を支える子供たちのためにも、専門家たちも、本当のことを伝える時期が来ているのでは・・・?