高石ともや 「イマジン」 ― 2009年07月01日 16時19分52秒
今日は喫茶店でコーヒーを飲みながら、イーモバイルのインターネット接続して、これを書いてます。
さて、今回もユーチューブからお気に入りの曲を紹介しますね。 それは高石ともやさんの「イマジン」(http://www.youtube.com/watch?v=DjlvHrkK-ps)です。
「天国なんてないんだと 思い描いてごらん・・・」
みんなが平和に暮らせる世界を夢見たジョン・レノンの願い。
でも、それがかなうことは永遠にないでしょう。 何故なら、人間には利己欲があるから・・・
理想社会を夢見た共産主義がなぜ大失敗したのか? そう、この理想社会を実現するのに必要不可欠な「利他の愛」がすべての人々にないかぎり、失敗することが理論的に明らかだからなのです。
たとえ、一人でも利己欲を持つ人間がいたなら、必ずその人間が他の人を押しのけてスターリンになってしまうのです。
もちろん、指導者が慈愛にあふれた優れた人物であった場合は、その時はすばらしい社会となるでしょうが、その後継者がいつも慈愛にあふれたすぐれた人とは限りません。
いってみればレーニンの後にスターリンが出現したようなものですね。
ですから、人間が欠点を持つことを前提に、権力を持つ人間が暴走しないようにするためのチェック機構を社会のシステムに組み込むしかないのです。
二大政党制なんかは、そういった人間の知恵のひとつなのかもしれません。
そういえば、日本の天皇制も、ある意味チェック機能を備えた優れたシステムのひとつなのかもしれませんね。
普段は実権こそないものの、社会が大きく動乱したときに、みんなの意識ベクトルをそろえるための象徴として苦境に立ち向かっていくことができるといった具合に・・・
ただ、このシステムも戦前の軍部のようにそれを悪用する連中がいたりすると、刃向かえない分、かえって悪い方に突っ走ってしまったという弊害もありましたが・・・。
一人一人の意識が高く、利他の精神に富むようになることが一番大事なのでしょうが、それができないのが人間だとすれば、やっぱり、理想社会を作るって無理なのかもしれませんね。
いずれにしても、人間に利己欲がある限り、今後も人類は何度もアトランティスと同様の事態を迎えることでしょう。
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