ネット証券会社の利用比較 ― 2008年08月07日 16時41分17秒
現在、岩井証券、オリックス証券、楽天証券の三社を利用していますが、同じネット証券でも各社の使い勝手は大きく違います。
岩井証券は最初に口座開設したところです。 最初の1年間は現物取引しか出来ませんでしたが、1年後の審査で信用取引もOKとなり現在にいたってます。
その後、オリックス証券にも口座を開設し、この時は最初から信用取引も利用出来ました。
岩井証券しか使っていなかった時には気づかなかったのですが、ネット証券にも各社大きな特徴があるようですね。
一番大きく違うなと思ったのが、現物取引と信用取引の手数料体系の違いです。
岩井証券は現物株重視のようで、信用取引だと現物株の手数料に525円プラスされます。(約定毎契約の場合)
一方、他のほとんどのネット証券は信用取引の方が圧倒的に手数料が安いのです。
例えば、オリックス証券の場合、現物株取引だと約定金額の0.0945%(ただし、最低315円~最高12,600円)ですが、これが信用取引ならば約定金額に関係なく1取引につき315円と非常に割安になってます。
楽天証券も信用取引の方が手数料は安くなってます。(30万円まで262円、30万円以上472円)
あと、信用取引を始めないと案外気づかない点に保証金の取り扱いがあります。
例えば、現金を100万円預けていて、信用取引で150万円の株を買っているとします。 次に、80万円で現物株を買いたいとしましょう。
オリックス証券ならば、すんなりと購入出来ますし、何なら信用取引で買った後、現引きという手段も利用できます。
この当たり前に思えることが、他の岩井証券や楽天証券では出来ないのです。
岩井証券や楽天証券の場合、信用取引の担保になっている部分は例え現金であっても現物株の購入資金に回せなくなっているのです。
先日も楽天証券で信用買いしていた「住友鉱山」を現引きしようとしたら、この規制に引っかかり現引き出来ませんでした。
せっかく購入資金を預けているのに、使えないなんておかしいと思いませんか?
オリックス証券の場合、上記の使い勝手の良さとあわせて、トレードツールの「どこでもトレーダーPro」が非常にすばらしいのです。
このツールは有料で利用料金が半年11,970円かかりますが、一度使ってみると利用料など気にならないほどのすぐれもの。 開発元はCSKみたいで、同じ内容のソフトがリテラクレア証券等でも提供されているようです。
楽天証券にはマーケットスピードというトレードツールがありますが、どこでもトレーダーProに比べると数段劣ります。ただ、取引実績があれば無料で利用できますので、これはこれで役立ってます。
岩井証券の有料ツールはほとんど使い物にならなかったので、現在は利用してません。
無料ツールもあるにはあるのですが、触らずに表示だけさせていると、15分ほどで接続が勝手に切られてしまうので、現在はほとんど利用してません。
以上、総合評価してみると
オリックス証券 >> 楽天証券 > 岩井証券
ということで、現在はオリックス証券をメイン口座に位置づけて利用しています。
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