ニチアス ISO9002取得の無意味さ! ― 2007年11月01日 19時14分58秒
断熱材などを製造するニチアス(旧社名:日本アスベスト)が耐火性能を偽って国の認定を取得していた件が内部告発により発覚しました。
それも同社に告発文書が届いて、もし公表しなければマスコミに告発するといわれてあわてて公表するおそまつさ。耐火性能の偽装は2001年から組織ぐるみで始まっていたとのこと。
ちょっと、待ってよ! 同社は2003年に全工場でISO9002の認証を取得しているのですよ! 偽装しながらISO取得出来るなんて、今回の件でISO自体の無意味さも世間にさらしてしまいましたね。
元々、ISOなんて何の意味もないのはみんな分かっていること。それで食い扶持を得る人たちだけのものなんですから・・・
建築済みの家屋の改修費用は当然、ニチアスに請求されるでしょう。一棟の改修費用が仮に100万円とすると4万棟で400億円!?
2007年3月期の経常利益140億円の会社にはとてつもなく重い負担になりそうです。形だけのISO認証をとり、本質を見失った企業には今回の件は良い薬になったかもしれません。これを教訓にまともな会社に生まれ変わればいいですね。
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