廉価版DVD「シェーン」、販売OKの東京地裁判決2006年10月06日 20時29分05秒

 映画「シェーン」は最後の場面が有名ですが、このDVDの廉価版販売差し止め訴訟の判決が6日、東京地裁でありました。

 判決は、「著作権の保護期間は過ぎている」として、廉価版DVDの販売を認めました。

 先日も同様の判決があったので、これで1953年以前の映画については堂々と廉価版が販売されることになりますね。われわれユーザーにとっては、500円位で往年の名作DVDが買えるのは有り難いことです。

 2004年1月に施行された改正著作権法が、1953年の公開作品にも適用されるかが争点となっていましたが、53年公開作品の著作権は03年12月31日で終了し、04年1月1日に施行された改正法は適用されないという流れはほぼ決まった感じですね。

 03年までは50年であった著作権の保護期間がアメリカの映画会社の圧力で法改正され、04年から保護期間が70年に伸ばされましたが、どうやら法律の条文に盲点があったようです。

 改正著作権法を03年12月31日施行としていれば、53年の作品は後20年著作権が保護されていたのですが、さすがのアメリカ映画会社もこの辺りまでは気が回らなかったようですね。

 いずれにせよ、54年以降の公開作品は70年間保護されるので廉価版は当分期待できないです。あとは、地上波、BS、CSTVなどをこまめにチェックして良い作品が放送されるときにしっかりと録画するのが一番かな!?

 明日からは3連休、みなさん良い週末を!!