マザー・テレサ2005年09月04日 00時23分20秒

 オリビア・ハッセー主演の映画「マザー・テレサ」観ました。 ロミオとジュリエット、そして布施明さんの元奥さんのイメージが強いオリビアですが、自ら主演を熱望したというだけあってマザー・テレサを見事に演じていたように思います。

 この映画の評価は分かれるのではないかと思います。ドキュメンタリー映画のような錯覚を覚えさせる撮り方、かず多くのエピソードを2時間に詰め込んだためか、ひとつひとつのエピソードが深くと掘り下げられていないように思われました。

 でも、マザー・テレサの偉大さがひしひしと伝わってきたのは確かですから、観て損のない良い映画です。

 無私の愛を捧げられるこういった人をみると、逆に人間には心のレベルの差がはっきりある事を痛感させられます。

 育った環境が人を作るのも確かでしょうが、どんな劣悪な環境で生まれ育っても立派になる人もいれば、良い環境で育ってもどうしようもない人間になる人もいる。

 やはり、人は前世までの徳の積み重ねの差が、今世に現れているとしか思えてなりません。長くても70~90年くらいしかいられないという、せっかくの修行の場、有効に活用して来世につなげたいものですね。