福島第一原発のALPSがすべて停止2014年05月20日 22時28分04秒

 今日のmsn産経ニュースによると「ALPS全系統が停止、フィルター異常か、処理できない状態に 福島第1」とあります。

 

 福島第1原発の汚染水処理設備「多核種除去装置(ALPS=アルプス)」で、AからCの3系統あるうちのC系に処理後の水が白濁する不具合が生じ、処理を停止したとのことで、これでA,B,Cの全系統が停止する事態となってます。

 それでなくても、ALPSは設備が大掛かりなわりに、トラブル続きで実験プラントの域を出ていないしろものですね。

 こんな未完成な技術にたよらないといけないのが現在の福島の実態なのです。

 完全にコントロールできていると言って招致に成功した2020年東京オリンピックですが、これが嘘であったと世界中に知れ渡れば開催返上の事態も起こりうるでしょう。

 最近、「美味しんぼ」が責められていますが、メルトダウンした膨大な核燃料はまだ全量残ったままで、近づくことすらできないまま、今も放射能を出し続けているという事実をみんな忘れていませんか?

 汚染水処理程度に追いまくられている東電にまかせていないで、国が前面にでて対応しないといけない時期なのではないでしょうか。

 以前にも触れましたが、このまま無策を続けていると「2020年の日本地図」が現実味を帯びてくるかも・・・?(^_^.)

 

 廃墟の鳩 ザ・タイガース