映画「カーテンコール」2005年11月15日 20時32分55秒

 先週後半からのマイナス基調は今日も続き、安くなると買いたくなるやまいも手伝って、せっかく減らした信用残がまたまた増えてきた。ほんと、懲りない人間です。

 結局、今日の日経平均は24円安の14,091円。評価総資産残高は前日比152万円のマイナス。これで、今月の収支もあっという間にマイナス圏に突入してしまいました。ほんに、浮き沈みの激しいこと。

 夕方にはパラダイススクエアにて「カーテンコール」を鑑賞。とても良い映画なのに朝夕2回だけの上映で、しかも観客数も10名位なんて、なんだかとても悲しかった。

 「TAKESHIS’」みたいなくだらない映画を観にいくより、こういった良い作品をみんなに観てもらいたいものです。

 物語は映画が庶民の娯楽の王様だった昭和33年から、徐々にTVに取って代わられ衰退していく昭和40年代にかけての映画館を舞台にしています。

 その時代を幕間(まくあい)芸人として生きた人とその家族の消息を、現在の雑誌記者が取材するなかで、差別の問題や親子の関係などを正面から見据えたすばらしい映画でした。

 「ALWAYS 三丁目の夕日」もノスタルジーを感じさせてくれる良い映画でしたが、「カーテンコール」もあの当時の映画や歌がふんだんに出てきて、とても楽しめます。そして、それ以上にいろいろ考えさせてくれるテーマも内包されています。

 人間ってどうして差別したがるのでしょう。それは「無知」だからです。その中でも最も大きな「無知」は、今、生きている自分に過去世があることを知らないという「無知」だと思います。過去世に別の国で生まれていたり、体に障害があった人生もあったことを知ったら、決して生まれや障害で差別する考えなど出てこないのに・・・

 なぜ、この基本的なことがわからない人が多いのでしょう。 これも、その人に神様が与えた今世の試練なのでしょうか・・・

 と、えらそうな事を書いてしまいましたが、自分自身にも差別の心がないかと問われたら・・・・なさけないけど自信がない。やはり今世も修行が足りないなあー。