京都散策2005年10月01日 20時45分49秒

 今日は友人と京都へ。京都ではいつものように市バスの一日乗車券(500円)を購入。この際、市バス観光マップをもらっておくと便利。

 先ずは四条河原町まで行き、京都高島屋グランドホールで開かれている「若冲と琳派」(JAKUCHUとRIMPA)展へ(友人のチケットにご相伴)。

 掛け軸や屏風絵がメインの展示。伊藤若冲の鶏の墨絵が生き生きとしていて印象的であった。

 本日の予定はこれにて終了。後は自由に散策しようということで二人で哲学の道を散策することにした。で、乗ったバスが方向違い。あわてて祇園で降り、八坂神社に立ち寄った。ちょうど、結婚式が行われており、巫女さんが舞うところを見られた。

 神道の結婚式で舞をしているのを始めてみたが、外人を含め、他の観光客もめずらしい感じで周りから静かにみていた。

 円山公園から北に歩いていくとしばらくして平安神宮の大鳥居が見え、ここで銀閣寺行きのバスに乗り、無事哲学の道にたどり着いた。

 哲学の道をのんびり南の方角に散策していると疎水に大きな鯉が泳いでいた。そこにおられた方の話では何年か前に池から放されたのが殖えたとのこと。なまずもいたが、最近ではあの悪名高きブラックバスまで出現とのこと。

 これらのおかげで蛍の幼虫のえさがなくなって、ほたるの絶滅の危機だそうな。外来魚などで生態系が狂ってくると思わぬところにいろいろな影響が出てくるものです。

 安易に自然をいじることの危険性がここでもみられているのです。

 哲学の道、南下途中に「泉屋博古館」(SEN-OKU HAKUKO KAN)の案内があったので立ち寄ることに。ここは住友家が蒐集した美術品を展示する美術館だそうで、常設館には中国青銅器と鏡鑑が多数展示されてました。9月1日(木)から10月23日(日)まで住友コレクションとして大判・小判と世界のコインが特別展示されているとのことです。

 秀吉や江戸時代の金銀銅貨や各国のめずらしいコインが展示されており結構楽しめましたよ。

 常設展のところで若い二人づれの女性が現在の名工が作った復元鏡を覗き神妙な顔。ちょうど、ボランティアの説明の方が、別の展示品を説明時、この鏡にはその心が映るようなことを言われていたのが聞こえていたのを思い出してついつい笑ってしまった。

 一日、京都散策し、心地よい疲れで帰途についた。 そうそう、大阪-京都間の切符はJR昼徳切符がお徳ですよ。(土日は一日中使えます)